オフィスというところは、コストに敏感です。
事務をしているAさんが、上司から新しく
導入したコピー機について、操作に慣れなくて失敗する人が増えた気がするので、もう少し慎重に
操作してもらい、ムダな利用を防ぐためにコスト計算をしてくれと指示されました。
コピー機で1回コピーをしたら、いくらになるのかを貼っておこう、といわれます。
さてではAさんはどうやって金額を出したらよいのか考えました。コピー機はまだ購入したばかり。
カウンター料金という保守サービスを受けていて、5000枚未満だと一律料金です。紙代だけで良いのか
しら?と考えましたが、コピー機にはトナーというインクが使われていて、これがとても高いのです。
消耗品の発注も担当するAさんは、このトナーの詳細から1枚あたりの印刷費を割り出してみることに
しました。
コピー機はカラーです。トナーは5色。黒、レッド、ブルー、グリーン、セピアがあり、それぞれ
メーカー販売価格ですと黒が12,000円、他の色は14,000円します。合計ですと68,000円もかかります。
トナーの詳細には、これらのトナーで何枚印刷できるかの標準枚数が記載されています。
カラーの場合は1,000~1,500枚、モノクロですと1,600~2,400枚とあります。
Aさんの会社の場合、書類は文字が多く、画像や黒い部分の多い、インクを多く使う書類はそんなに
ありませんので、カラーは1,500枚、モノクロは2,400枚を想定して、カラー1枚37円、モノクロだと
1枚5円と算出してみました。
これに用紙代を計算して、上司に見せました。
上司はAさんの算出したものを見て、カラー印刷の高さに驚いたようでしたが、電気代は入れなくて
いいの?と聞かれました。Aさんはそれも考えていたのですが、コピー機はある一定時間使用されない
場合は待機モードに自動的に切り替わり、消費電力を抑える工夫がされています。常時コピー機が稼動
しているわけではないので計算が難しくて・・・と説明すると、上司もわかってくれました。
でも金額が半端だから、みんながわかりやすい金額にしよう、ということになりました。
上司の許可を得て、Aさんはコピー機の前に「カラーコピー1枚40円、モノクロコピー1枚10円。 ムダな印刷はやめましょう」と書いた張り紙をしたところ、みんな「へぇ」と言いながら、慎重に コピーをしてくれるようになったそうです。
あなたの職場のコピー機は、1枚いくらですか?